「頭痛ぇ―――」 「大丈夫ですか?」 ん? 女の声?? 俺は女の声がして目を開けた。 すると、目の前に“あの女”が俺の顔を覗き込んで立っていた。 「うわぁっ!!」 俺は驚いて飛び起きた。 「ごめんなさい。突然話しかけて。声がしたので様子を見に来たら“頭が痛い”って…大丈夫ですか?」 彼女は心配そうな顔で聞いて来た。 “声”がした? もしかして、1人でブツブツ言ってたのか? ってか、今のを聞かれた!?