放課後―――――。 俺は昨日と同じく、生徒会室から旧図書室へ入った。 あの女の姿はまだ無く… 俺はいつもと変わらず、窓際のソファに横たわった。 ここにいたからといってあの女が来るとは限らない。 だからといって、学校中を歩き廻るのはあまりにも危険だ。 彬がいなけりゃ、校内を歩くのも命がけ。 どうすりゃいいんだ。 女に近づく方法……。 いっそのこと“付き合ってくれ”って告白すりゃ手っ取り早いんじゃねぇか? いや、ダメだ…。 断られたら元も子もない。 はぁ……一体どうすりゃいいんだか。