「心配してくれた事も助けてくれた事も…」 「礼なら別に要らねぇよ」 「でも……」 「んじゃあ、何かしてくれるのか?」 「え?…あっ、はい!!何でも言って下さい」 「フッ…マジで何でもアリか?」 「はい!!」 彼女は俺の顔をじーっと見つめて… 俺は手招きして、彼女の耳元で… 「喉、乾いた。何か買って来て」 「え?あっ、はい!!何がいいですか?」 「んー、お茶か水」 「はい!!すぐに買って来ます」 そう言って、彼女は病室を飛び出した。 真剣な表情が可愛いと思えた。