「莉子は俺のだから。」



そういって私の前にあった手を



春希が握った



「そうなんすか!了解です!」



「てか、今お久しぶりってゆうたやん?

どっかであったことあるんか?」



「あ、はい。前に・・・。ですよね?」



「あ、う、うん」



「どうした?莉子顔色悪いよ?」



やっぱり気づいてくれたのは



真冬だった