「わっ!…悪ぃ」 「悪いだけじゃ済まされないのよ!守本さんお腹減ったでしょ。あと一時間で夕食の時間だから」 「はーい」 「その前に、検温と血圧測ってもらうから」 看護師が二人入ってきて、あたし達をみてクスクス笑いながら作業に取りかかった。 「あ、そうだ。君、名前は?」 「俺は…神澤です」