「…いきなりだね」 「具合悪いか?」 「ううん、大丈夫」 点滴を引きながら、エレベーターを待った。 「さっきはああ言ったけど…ん。これ、見舞品」 ちょうどエレベーターが来て、中に入った。 「オルゴール…?」 「音鳴るから、どうかと思ったんだけど。何かお前、好きそうに見えたから」 箱を開けると、きらきら星の曲が流れた。 かわいい音… それに、中は小物入れになってるんだ…