「は…い…」 そう返事をして、 あたしは、意識を手放した。 この日の、朝。 「姉ちゃん。今日運動会の練習あるから遅くなるね」 朝ごはんを食べていた時。 弟の陽太が、あたしにむかって元気な笑顔で言ってきた。