その隣には、 奏くんもいた。 また奏くんが助けてくれたんだね…。 「夏帆!?」 「……ありが…と…そ…くん…」 「待ってろ。今先生呼ぶから」 陽太は眠っていた。 あの夢からぬけださせてくれてありがとう。 「守本さん、苦しいところはありますか?」 首を横に振った。 津川先生は、胸に聴診器を当てた。