それは、まきとみきのところへ行こうと 机を立ったときだった。 私の前を通り過ぎた男の子。 一瞬見ただけなのに 私の胸が高鳴った。 ハートビート …いや、ふざけてる場合じゃない。 胸の鼓動がおかしいほどはやくなる。 私の目線に気付いたのか、 彼が私の方を向いた。 そして、私の胸が もっとはやくなると同時に、 彼と目があった。 だが、彼はすぐに目を逸らして 私の前を通り過ぎた。 だが、それからも胸の鼓動は おさまらなかった。