「いやーーー、今日はすっごいいい買い物するゎー♪」
「ほんとにねー」



あれから、可愛いお店やいい雰囲気のお店は全部入った。


いい感じの物があれば、基本的買った。


そのおかげで、もうしばらく何も買えないけど…。



あたしたちは、両手に大きい袋や小さい袋を提げて、てくてく歩いていた。


「それじゃ!そろそろ行きますかーっ!!」
「…どこに?」
「来て来てー!!」
「?」


あたしの言葉を無視して、ゆっくり走り始めた。



頭の上にハテナを浮かべたまま、ヒナを追いかけた。


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「ここだよ~♪」


繁華街を歩続けて着いたのは、黒いシンプルな建物。