掌にあるそれを、元あった位置に戻す。 今度こそウィンドウに行き、写真たてを手に取る。 数秒それを見つめて、早足でレジに持って行く。 レジ台にそれを置くと、源さんはじっとそれを見つめる。 「……源さん?」 「いやぁ…」 声を出しながら頭をポリポリかく。 「俺とこの店が似合わないっつーよりも、お前がこれを買ってることの方が、合ってねーと思うぞ」 「うるせーよ」 即座に言い切ってやった。 間違ってねーけど、源さんに言われるのは嫌だ。