超マジメ彼氏と超ワガママ彼女の恋愛事情





「マジで?」



私はコクンと頷いた。



「優月ちゃんってさぁ。彼氏、いるの?」


「いない、です……」



な、何!?


この展開?


真夏じゃないのに顔が熱い。



「村上さんは?その、彼女はいないんですか?」



って、私、なに聞いてんのよ!


“いるよ”って言われたらどうすんの?



「いないよ?もう3年くらいいないかなぁ」


「そ、そうなんですね」


「うん。毎日、会社と家の往復ばっかで寂しい毎日を送ってるよ」



村上さんはそう言ってクスリと笑った。



「今日の合コンもさぁ、最初は本当は誘われてなかったんだよね」


「えっ?」


「誘われてたヤツが急に出張になって行けなくなったから、俺はそいつの代わり。毎日暇してたからさ。暇つぶしにちょうどいいと思って、出張になったヤツの代わりに出たんだよね」


「本当ですか?実は私もなんです」


「マジ?」


「マジマジ」



私はそう言って首を縦にコクコク振った。