私は布団から出て理世について玄関まで行った。 彼女として一応、お見送りしないとね。 「じゃあ、行って来るね!」 「うん」 私は理世に抱きついた。 「優月ちゃん?どうしたの?」 「…………好き」 私は理世の胸な顔を埋めてそう言った。 「知ってる」 理世がクスリと笑い、私の頭を優しく撫でた。 「なるべく早く帰って来るから、それまで良い子で待っててね?」 そう言って私の体を離した。 そして再び私の頭を撫でる。