白石蔵ノ介が謙也くんを連れて行った道をずっと見ていた。
苦手(嫌い)な白石蔵ノ介と話せたんや。
自分を褒めてあげな…
「唯ー?」
「んー?」
「何でもない」
「なんやねん!」
「さぁ」
「まったく…」
こんな会話が当たり前。
「唯ー?」
「んー?」
「唯ってさ……」
「好きだよ」
質問するまえに返ってきたよ!
「どっち……??」
恐る恐る聞く。
「太陽」
太……陽………???