アタシの名前は新谷唯(シンタニ-ユイ)
アタシは愛の幼なじみで親友、なんやけどな…。
最近愛に嫉妬してまう。
愛は知らんやろうけどアタシは謙也くんが好きで…
愛と謙也くんが仲いいとつい…ね?
まあ愛にはそう言う感情なく謙也くんと一緒におるんやろうけど…
「あ~いっ!!」
愛と謙也くんが喋ってるところにアタシは愛にタックルまがいをした。
「どうしたん?」
何か笑いをこらえているような話し方。
「いや、何話てんのかな~?と」
チラッと謙也くんを見ると目があい笑ってくれた
「~ッ」
それだけでアタシの顔は赤くなっていく。
自分でもわかるくらいやから相当赤いんやろう。
「謙也ー」
「ぁ…」
白石くん…。
アタシは愛の漏らした声に気付いた。
そう言えば愛、白石くんのこと苦手やったっけ?
「謙也、借りてええ?」
「…うん。ええよ」
「俺は物扱いなん!?」
「ありがとうな」
「無視かいっ!!」
王子様スマイルを向けて謙也くんをズルズル引きずって行った白石くん。
「……」
その後を見つめる愛。
愛……もしかして……。