携帯をポケットに入れたと同じぐらいに、電車がホームに滑り込んでくる。
俺は足を一歩前へと踏み出した。
それから、一時間以上電車に乗って目的の駅に到着した俺はまたタクシーに乗り込んだ。
道なんてわからないし、運転手に住所を告げる。
到着するまで、また窓の外の景色を眺めた。
田んぼや、山が連なる長閑な街並み。
時の流れが一定なのはわかってはいるけど、ここだとゆっくりと進みそうな気がする。
そんな場所に誰がいるのだろう。
「着きましたよ」
ぼーっと外を見つめてると、何時の間にか到着したらしい。
我に返ると、俺は運賃を支払ってタクシーを降りた。
そこにあった一軒の古ぼけた家。
蔦とかが壁に生えている平屋。
タクシーが発進して、辺りには誰もいなくなった。
俺は静かにその家を見上げる。
表札には【鈴原】ってあるが、やっぱりピンと来ない。
ここで立ってても、何も始まらないし、俺はインターホンを押した。
そのインターホンは通話出来るモノでなく、来客を知らせる為だけのモノだ。
家の奥でブーっと音が鳴る。
暫く待ってから、再度鳴らした。
それから、「はーい」の声と共にガララっと玄関の扉が開く。
中から出て来たのは、頭が少し薄くなったおじさん。
小柄で、不精髭も生えている。
誰だ?
俺は足を一歩前へと踏み出した。
それから、一時間以上電車に乗って目的の駅に到着した俺はまたタクシーに乗り込んだ。
道なんてわからないし、運転手に住所を告げる。
到着するまで、また窓の外の景色を眺めた。
田んぼや、山が連なる長閑な街並み。
時の流れが一定なのはわかってはいるけど、ここだとゆっくりと進みそうな気がする。
そんな場所に誰がいるのだろう。
「着きましたよ」
ぼーっと外を見つめてると、何時の間にか到着したらしい。
我に返ると、俺は運賃を支払ってタクシーを降りた。
そこにあった一軒の古ぼけた家。
蔦とかが壁に生えている平屋。
タクシーが発進して、辺りには誰もいなくなった。
俺は静かにその家を見上げる。
表札には【鈴原】ってあるが、やっぱりピンと来ない。
ここで立ってても、何も始まらないし、俺はインターホンを押した。
そのインターホンは通話出来るモノでなく、来客を知らせる為だけのモノだ。
家の奥でブーっと音が鳴る。
暫く待ってから、再度鳴らした。
それから、「はーい」の声と共にガララっと玄関の扉が開く。
中から出て来たのは、頭が少し薄くなったおじさん。
小柄で、不精髭も生えている。
誰だ?



