「私は我儘なのよ」


そうやって、意地悪な顔をして笑う愛。





“そー、愛。千里、遅い!電話遅い!”


何だ、この女。



今でも俺の印象も変わらない。



でも、愛は一緒にいて飽きなかった。




愛は。


何年経っても、変わらなかった。