一緒にいる事が、お互い都合良かっただけのはずなのに。
ちょうどお互いの隙間を埋める存在のだけだったはずなのに。
利用して、利用されて。
そんな関係だからこそ、愛と一緒にいると思ってたから。
「…千里の、愛の告白。悪くない」
ニヤリと含んだ笑いを見せると、愛は俺の首元へと腕を回す。
俺の腕も自然と愛の背中へと回った。
好きとか。
愛してるだとか。
そんな言葉ほど、不確かなモノはなくて。
その言葉を信じて鵜呑みにして、踊らされるのならば。
なくたっていい。
一生、愛の言葉なんて囁かなくたっていい。
ただ、俺の側に愛がいるのなら。
俺は“愛”を知りたかった。
“愛”とはどういうものなのか。
それを教えて欲しかった。
誰も教えられなかった。
ちょうどお互いの隙間を埋める存在のだけだったはずなのに。
利用して、利用されて。
そんな関係だからこそ、愛と一緒にいると思ってたから。
「…千里の、愛の告白。悪くない」
ニヤリと含んだ笑いを見せると、愛は俺の首元へと腕を回す。
俺の腕も自然と愛の背中へと回った。
好きとか。
愛してるだとか。
そんな言葉ほど、不確かなモノはなくて。
その言葉を信じて鵜呑みにして、踊らされるのならば。
なくたっていい。
一生、愛の言葉なんて囁かなくたっていい。
ただ、俺の側に愛がいるのなら。
俺は“愛”を知りたかった。
“愛”とはどういうものなのか。
それを教えて欲しかった。
誰も教えられなかった。



