くるみの家に到着するまで、俺は気が気でなかった。
不安で仕方なかった。
何度訪れたかわからない、くるみの住んでるマンション前まで来ると俺はくるみの部屋まで急ぐ。
カチカチと意味もなく、エレベーターのボタンを押しながら走って乱れた息を整えた。
エレベーターの扉が開いた瞬間、走って俺は部屋まで向かった。
完全に開き切る前で扉に肩がぶつかったけど、そんなんどうでもいい。
痛みなんて感じない程、俺は焦っていたから。
くるみの部屋前で、合鍵を取り出すと玄関の扉を勝手に開ける。
お気に入りのパンプスが玄関に綺麗に並べてあった。
靴を脱いで、フローリングの廊下を歩いて寝室の扉に手をかけた。
ノブを捻り、カチャと音を立てて中へと足を進める。
「…くるみ?」
シンと静まる寝室で、静かに布団が動く。
「……ち、さと…?」
か細い声で呟くくるみの元へ近寄ると、急にくるみが咳き込んだ。
「ゴホッ!ゴホッ…」
「おい、大丈夫かよ」
起き上がろうとするくるみの体を支えようと、触れてその華奢な体が熱い事に気付く。
それから俺はくるみの額へと手を伸ばした。
熱い。
尋常じゃないぐらい熱い。
不安で仕方なかった。
何度訪れたかわからない、くるみの住んでるマンション前まで来ると俺はくるみの部屋まで急ぐ。
カチカチと意味もなく、エレベーターのボタンを押しながら走って乱れた息を整えた。
エレベーターの扉が開いた瞬間、走って俺は部屋まで向かった。
完全に開き切る前で扉に肩がぶつかったけど、そんなんどうでもいい。
痛みなんて感じない程、俺は焦っていたから。
くるみの部屋前で、合鍵を取り出すと玄関の扉を勝手に開ける。
お気に入りのパンプスが玄関に綺麗に並べてあった。
靴を脱いで、フローリングの廊下を歩いて寝室の扉に手をかけた。
ノブを捻り、カチャと音を立てて中へと足を進める。
「…くるみ?」
シンと静まる寝室で、静かに布団が動く。
「……ち、さと…?」
か細い声で呟くくるみの元へ近寄ると、急にくるみが咳き込んだ。
「ゴホッ!ゴホッ…」
「おい、大丈夫かよ」
起き上がろうとするくるみの体を支えようと、触れてその華奢な体が熱い事に気付く。
それから俺はくるみの額へと手を伸ばした。
熱い。
尋常じゃないぐらい熱い。



