超能力的生徒会 in 蝶野学園

『ねぇ。しゅーちゃん。どうして倒れていたの?』

『...結衣には関係無い』

『関係あるよ。だって友達でしょ』

『結衣と友達になった覚えは無い』

『いいじゃん。今から友達ね』

『どんだけ自分勝手なんだよ』

『で、なんで?』

『はぁ。理由は簡単だよ。俺は蝶野学園に勧誘されていて、逃げていたんだ』

『チョウノガクエン?』

『そうだよ。そんなのも知らないのか?蝶野学園は超能力者が集まる学園だよ』

『へ~。でも、なんで逃げてるの?』

『だって、俺は...家族と離れたく無いんだよ』

『そりゃ、誰でも家族とは離れたく無いよ。その蝶野学園って所は家族と会わせてくれないの?』

『ああ。入ったらもう出られない。鳥籠の中の鳥のようにな』

『恐ろしいね。そんな所入りたくも無い』

『でも、そのうち俺もそこに入学する事になるんだよ』

『なんで!?』

『だって家族に迷惑かけるだろ』

『そっか...しゅーちゃんって良い子なんだね』

『いきなりなんだよ』

『だって家族のためなんでしょ。家族のために離れるんでしょ』

『......まぁ』

『じゃあ、そのうち結衣もそこに入学するかもね』

『どうして』

『だって結衣も超能力者の家系なんだもん』

『そういえば、そうだな。さっきの力もそうだろうし』

そう、秀は呟いた。

『へ?』

『なんでも無い。そろそろ、結衣の家に行くか』

『うん』