超能力的生徒会 in 蝶野学園

で、俺はすぐに行こうと思ったけど、

『秀先輩、ちょっとだけ我慢して待っていて下さい』

と杏樹に言われた。
そう言う杏樹も床で倒れたフリをしているが、
遠目でも、怪我をしているが見えた。

杏樹が怪我をするとは珍しい事だな。


『何でだ?』

『結衣先輩は新しいアビを発動させようとしているので。新たな可能性ですよ』

新しいアビか。
そういえば結衣は世界でたった一人の...








5個以上のアビの持ち主

だったもんな。

でもその例外も約1名、生徒会にいるけどな。
しかし、例外はコピーのアビの持ち主だから、
5個以上のアビって事ではないわけか。


それから結衣は...

まあそれはまだいいか。

ブワッ!!

「凄い風」

俺は思わず呟いていた。

なるほど。

第二のアビは風か。

『ざま~みろ~』

...結構元気だな結衣。

面白い。

昔から、ああいう所は変わってない。
俺はそういう結衣のそういう所が好きなんだけどね。

で、要の登場。

あいつ、相当キレてるな。
そりゃそうか。

あいつ、杏樹命だからな。
溺愛しすぎだと、よくおもうけどな。

実は俺もあいつの事言えないかもしれないが。

俺の堪忍袋の緒もきれそうだし、

俺も行きますか。