「秀~おそいじゃん~」
「秀先輩、遅いですよ」
「秀、おいたはだめよ」
「おい秀!おせーぞ」
「・・・遅い」
「遅いですね。」

と全員が口々に言っていた。

「って、あなた達どなたですか?」
「「「「「「おい。秀(先輩)?どういう事だ?(ですか?)」」」」」」
「ああ別に自分達で自己紹介すると思って」
「「「「...おい。」」」」
みなさ~ん。
どうしたんですか~?
いきなり空気が凍ったよ!?
怖っっ!

「先輩方、新人さんが困っています。そろそろ喧嘩はやめて、自己紹介でも始めたらどうですか?」
「おっ!さすが俺の杏樹。そうだよ~皆、自己紹介始めよ~。まず俺からね。俺は影ノ宮 要。要って呼んでね~☆ちなみに俺はProtectors の副会長」

なんと軽そうな人だ。
こんな人が副会長か...
でもこの人もまたイケメン。
さらさらの銀髪に白い肌、綺麗で大きな水色の目をしていた。

「次は私ね。私は月ノ宮 杏奈。杏奈って呼んでくれて構わないわよ。ちなみに私は高等部二年のProtectors 副会長よ。よろしくね。しかし、要!杏樹はあなたのでは無いわ」

うわ~
また美人きたよ...
白い肌、金髪の長い髪、緑色の大きな目で優しそう。
まぁ、最後の方は気にしないでおこう。

「次は私ですね。月ノ宮 杏樹です。小等部6年。Attacker の副会長。よろしくお願いします。ちなみに私はそこの月ノ宮 杏奈の妹です。」

この子はまだ小さいけれど、
私と同じ黒髪なのに艶が違う。
その髪を後ろでポニーテールにしている。
それに黒髪なのに深い青い目。
澄んでいて綺麗...
しかし、同じ人から黒髪と金髪が生まれるもんなのか?

「って、小学6年生が副会長?」
「はい。」

びっくりだ!

「次は俺だな。俺は土屋 悟だ。高等部1年。Attackers 会計だ。よろしくな」

今度は黒髪に黒い目、茶色の健康そうな肌。
目はキラキラしてる。

「それから俺、中菅 慶。中等部3年。Protectors 書記。宜しく。」

なんか淡々としてる...
でも綺麗なダークブラウンの髪に白い肌。
でも目が眠そう。

「ぐぅーーーーーー」
「...あー、ごめん」
「はい。これ飴です。食べてください慶先輩」
「ありがとう。さすが杏樹」
そう言って彼は飴を食べ始めていた。

「私はぁ~、奈波 美玖でぇ、中等部3年Attackers 書記ぃ。ヨロシクねぇ~」

彼女は茶色い髪をたてロールに二つに結んでいて、もうこれでもかっ!って言えるくらい女々しい。

はぁ次は私かぁ。