結衣side
「あ~疲れた~」
「それって結衣先輩の口癖ですか?そうだったら残念極まりないですね」
パーティーが終わり、片付けをしていると、
常に無表情な後輩・杏樹ちゃんに言われた。
「たぶん口癖じゃ無いと思うよ」
「そうですか」
で、秀へのパーティーは結構うまくいったと思う。
でも、あの最初の発言は無いと思うけど。
だって、
『今日って俺の誕生日だったっけ?』
だよ!?
自分の誕生日も忘れる何てなんちゅうヒトだ!!
親に感謝する日なのに。
忘れちゃいけない大切な日なのに...
そういえば私の誕生日はお母さんとお父さんに祝ってもらったなぁ。
私の好きなケーキを買って貰って。
でも、私にはもうそんな誕生日は来ない。
はぁー。
もっとお母さんとお父さんに話したいこととかあったのに。
「.....輩....先輩...結衣先輩!聞いていますか?」
「へ?」
「はぁ~。結衣先輩。目が逝っちゃっていましたよ」
「えっ!?ホント?」
「はい。そりゃ見事に。で、何について考えていたんですか?」
「えっと、私も両親に私の誕生日、祝って貰ったなぁ~。と思って」
「そうなんですか」
「杏樹ちゃんは?」
「私は誕生日を祝ってもらっていたのが2~4歳位まででしたから」
「そうなんだ~。それより秀ってどうして自分の誕生日忘れていたんだろう」
「それは、秀先輩は自分の誕生日を親に祝って貰ったことが無いからだとおもいますよ」
「へ?」
「彼の誕生日は私たち以外、祝うことがないんですよ」
......え?
「あ~疲れた~」
「それって結衣先輩の口癖ですか?そうだったら残念極まりないですね」
パーティーが終わり、片付けをしていると、
常に無表情な後輩・杏樹ちゃんに言われた。
「たぶん口癖じゃ無いと思うよ」
「そうですか」
で、秀へのパーティーは結構うまくいったと思う。
でも、あの最初の発言は無いと思うけど。
だって、
『今日って俺の誕生日だったっけ?』
だよ!?
自分の誕生日も忘れる何てなんちゅうヒトだ!!
親に感謝する日なのに。
忘れちゃいけない大切な日なのに...
そういえば私の誕生日はお母さんとお父さんに祝ってもらったなぁ。
私の好きなケーキを買って貰って。
でも、私にはもうそんな誕生日は来ない。
はぁー。
もっとお母さんとお父さんに話したいこととかあったのに。
「.....輩....先輩...結衣先輩!聞いていますか?」
「へ?」
「はぁ~。結衣先輩。目が逝っちゃっていましたよ」
「えっ!?ホント?」
「はい。そりゃ見事に。で、何について考えていたんですか?」
「えっと、私も両親に私の誕生日、祝って貰ったなぁ~。と思って」
「そうなんですか」
「杏樹ちゃんは?」
「私は誕生日を祝ってもらっていたのが2~4歳位まででしたから」
「そうなんだ~。それより秀ってどうして自分の誕生日忘れていたんだろう」
「それは、秀先輩は自分の誕生日を親に祝って貰ったことが無いからだとおもいますよ」
「へ?」
「彼の誕生日は私たち以外、祝うことがないんですよ」
......え?