秀side

パンパンパン!!

「「「秀(会長)お誕生日、おめでとう(!!」」」

で、俺が最初に発した言葉は

「あれ?今日って俺の誕生日だったっけ?」

「「「おい」」」
「秀、私たちがあなたのためにパーティー開催してあげているんだから他に言うことは無いの?」

流石杏奈。
やっぱりちょっとツンデレっぽいよな。

「今日は秀会長のお誕生日ですよ」

で、怪我がまだ治っていない杏樹までいるのかって、

「おい杏樹!?何でいるんだよ?」
「酷いですよ会長。一様いた方が良いと私が判断して本日参っただけです」

何かだんだん言葉がもっと難しくなってきているぞ、この後輩。

まぁ、一応言っておくか。

「まぁ、ありがとう」

「「「どうしたしまして」」」
「それよ。私たちはそれを待っていたの」
「何だか腑に落ちないけど、いいです」

月ノ宮姉妹は皆と違う反応なんだよな。
それにその二人を溺愛している悟と要も変わっているし。

でも、俺が一番気になるのは結衣だけどね。

彼女は忘れているかも知れないけど、
俺は一度、結衣に会ったことがあるんだよね。
いつか思い出してくれるといいんだけど。

秀side 終わり