超能力的生徒会 in 蝶野学園

次の日の放課後...
結衣side

『やっべ!いそげ~~~~~~~~』
『分かっているわよ!』
『先輩方、喋っていないで早く飾りつけしてください』
「「「いや、お前に言われたくねぇよ(ないよ)」」」

何故か知らないが、この生徒会のメンバーの人達はテレパシーが使えるらしく、私の頭にもそのような会話が聞こえた。

でも、最後の一言は普通に喋っていた。

『でも、私、怪我しているんで、手伝えません。ああ、でも』
「って、杏樹!?何すんのよ!」
『静かにしてくださいお姉ちゃん。手伝えって言われたので、私のアビでお姉ちゃんの体を浮かせてみました。これで、飾りつけも楽でしょう』

ちなみに、杏奈先輩は本当に空中に浮いている。

『まあ、そうだけど。ありがと杏樹』
『いえいえ』

言い遅れていましたが今日は秀先輩の誕生日当日。
私も念力の力を使って飾りつけを手伝っています。

「杏奈先輩、このデコレーションはここでいいんですよね?」
『ええ。そこでいいわ。ありがとう』
「いえいえ」

まぁ、
そんな感じでワイワイ飾りつけをしています。