超能力的生徒会 in 蝶野学園

次の日...
要side

「なあ、要、昨日の放課後、何話合っていたんだ?」

俺に聞いてきたのは秀。
今は休み時間で、俺ら二人だけSクラスの教室に残っている。

杏樹は今日休みで、杏奈と結衣チャンは飲み物を買いに行っていて今はいない。

し・か・し、
俺は要に言うことができない。
何故かと言うと、
昨晩、杏樹が、

『明日、秀会長に何の事について話し合った事は言わない事』
『何で?』
『だって、最初から、知っていたらサプライズじゃなくなるじゃない』
『ごもっともな意見だな』
『この約束を破ったら、私1週間要をシカトするから。ヨロシク』

と脅されていたので、
俺の答えはひとつ。

「特に何も。ただ、じゃれていただけだ」
「本当か?」

む?
結構こいつも、疑り深いな。
だが、

「そうだよ~☆だから、何も目立った事もないし、気にするな。もしも、それでも俺に聞こうと思うならば、俺は杏樹のシカトを1週間受けなければならない~☆。それでも、俺に聞くか?~☆」

すると、秀はいきなりシュンとして、

「ごめん。もう聞かない」

と言ってくれた。
これで、杏樹の1週間シカトは受けなくてすむ。
やった~☆

「ただいま~」
「おかえり杏奈と結衣」
「ただいま」
「お帰り~☆杏奈と結衣」

ちょうどいいタイミングで帰ってきた二人だった。

そういえば杏樹大丈夫かな~☆

帰ったら、看病してあげよう。

要side 終わり