超能力的生徒会 in 蝶野学園

「流慈兄!」
「「「学園長!」」」
「久しぶり結衣。どう?元気だった?Sクラスは」

久しぶりな流慈兄の登場!

「楽しいです!でも、何で私はSクラスに入っているか分からないのを除けば」
「そうか。それはよかった。で、文化祭への準備は進んでいるか?」
「はい」
「流石生徒会のメンバーだ。これからも頑張って。では俺は仕事があるから、文化祭、楽しみにしてるよ」

そう言って流慈兄はどっかに行ってしまった。

「「「疲れた~」」」
「先輩方、あなた達子供ですか?仕方ないですね...」

そう、杏樹ちゃんは言うと、
耳に付けている綺麗なピアスを触り、
大きく息を吸った。


「私のセカイ、

そこは綺麗なセカイ。

そこは元気が満ち溢れているセカイ。

私はそこで歌を歌う。

私には、歌う事しか出来ないけれど、

それで他の人に元気をあげられるなら、

それだけでいい。

私の歌。

皆に元気をあげられる歌。

皆、元気になって」

杏樹ちゃんはいきなり歌い出していた。
綺麗な声で。

その歌を歌い終えると、杏樹ちゃんはまたピアスを触り、

「これで、元気になったでしょう先輩方」

そう言った。