超能力的生徒会 in 蝶野学園


驚愕の事実は寮までの道のりで告げられた。

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『ちなみに寮の部屋割りって知ってるか?』
『知らないです。』
『ああ、結衣の部屋は俺と同室だからそこん所宜しくね。』
『え?』
『だから、結衣ちゃんは秀と一緒の部屋って事ですよ~』
『は?』
『結衣先輩、何度も何度も言わせるつもりですか?先輩は会長と同じ部屋でこれから過ごしてもらいます。』
『えーーーーーーーーーーーーー!』
『なんでそんなにおどろくの?』
『いや、おかしいでしょ秀!だっておっ男と女ですよ?』
『先輩、大丈夫ですよ。襲われそうになったら先輩のペンダント(ネックレス)に呪文を唱えれば一発で撃破できますよ。』

いや~。
そんなに淡々と言われましても。
っと言うか杏樹ちゃんってまだ小学6年生だよね!?
そんな発想おかしいでしょ。

『本当に大丈夫ですよ先輩、だって私も要と同じ部屋で毎晩ぶん殴っていますから。』

はっ?
怖っ!

『姉さんもそうですよね?』
『え~私はそんな事無いわよ~。それはたぶん要だけよ』

それから杏奈先輩はにっこりと怖い笑みで要先輩をみた。
何々?
か・な・め・あ・と・で・こ・ろ・す・♥

まさかの私、読唇術出来ちゃった!
ってそうじゃなくて、
こんな所で杏奈先輩のシスコン疑惑発覚!
でも要先輩もうそんな事には慣れてそうだけどちょっと顔が引きつってる気がする...

『とにかく秀会長、寮に行きませんか?』
『結衣、いきなりどうして秀会長なんて呼び出したの?』
『なんとなくです。』

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という感じでただ今寮の自分の部屋に案内してもらっています。(秀会長に)