「もちろん、俺だって圭子さんの言うことを全て受け入れることは出来ないけど、気持ちはわかる」
だから、反論はしないのだ、と高柳は笑った。
「私は裏切らない」
高柳をギュッと抱きしめ返し、静奈は呟いた。
「私は律ひとりの物だから」
「静奈…」
言ってて恥ずかしくなり、高柳の胸に顔をうずめる。
すると
「キャァ!」
身体がフワッと浮かび、高柳にしがみつく。
二度目のお姫様抱っこだ。
そのままベッドルームに運ばれる。
「ちょ…、ぅん…!」
急な行動に抗議の声を上げようしたが、高柳の唇で塞がれる。
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