気がつけば愛でした




「もしかして家に帰りたい?」



高柳の言葉に慌てて首を振る。

帰りたいなんて思わなかった。

ひとりになることもまだ不安だったが、なにより高柳の側にいたいというのが本音だった。


友香のことが頭をよぎるが、今回ばかりは高柳の言葉に甘えさせてもらうことにした。



「ベッド、お借りします」

「あぁ。ゆっくり休みな」



高柳に頭を下げ、隣のベッドルームに向かった。