気がつけば愛でした





!!!!!!!?



「なっ…、何で…!?」



目の前の男が誰だかわかったとたん、静奈は一気に青ざめた。


嘘でしょ!?何でいるの!?

驚きで口をパクパクしている静奈を横目に、男はベッドから立ち上がり欠伸をしている。


スラリとしたモデルのような長身。

無駄に色気を振りまきながら、サラサラの黒髪を掻き揚げ眠そうに目をこする。


Tシャツにスウェットなのに、その姿はまるで何かのCMのように決まっている。

その男に見覚えがあり、思わず名前を口にする。


「高柳…さん…!?」