「ねー美咲っ!」 学食を買うために長い列に並んでいると、百合が突然叫んだ。 「っ!どうしたの?」 「前島くんがいるの!」 百合が指差す方を見てみると、ダルそうにケータイをいじっていた前島くんがいた。 前島くんの周りには、金・赤カラフルな色の頭の人がいっぱいで。 その真ん中にいた。 目が離せなかった。