必死に走った先についたのは、今は誰も使っていない 古びた教室だった。 「ハァハァ」 普段運動しない私にとってとても疲れる事。 そんな私と比べて前島くんは少しも息が上がってない。 それどころか 「大丈夫か?」 なんて私の心配までしてくれている。