もう一度、恋鎖



彼女はね、俺の名前を

『綺麗な名前ね。わたしの好きな雪のような名前だわ』

そう言って儚げな笑顔を俺に見せてくれたんだ。

何年前だったかな?

こんな風に彼女と過ごすようになったのは。

ずっと一緒のような気がして忘れてしまったよ。

だって彼女は俺が大好きなタンポポみたいな存在で俺の太陽で

どこかにあるサクラという名前だったかな?彼女が好きだと言っていたんだ。

一度しか見たことないと言ってたけど、それを話す彼女は俺がイメージしてる桜のような、向日葵のような、彼女は花なんだ。

花のように可憐で儚げで、俺にとって大切な存在。



あとさ、彼女の名前はね。