愛は魔法を超えるかも☆

う…

体が重い

目を覚ますと男の体に押しつぶされ

足元には猫。


「う~大地さん、大地っ水越大地ったら!」


「う…おはよう純玲さん。」


「重い、どいて。」


「純玲さん~」


っぎゅーって抱きついてきて

また眠ってしまった。

もう、

こう言う奴だったんだ。


まあ、

可愛いからいいか。


記憶の所々があやふやなんだけど、

あたしはコイツにとんでもない思いをさせられて、

だけど、あたしに一途なところは結構気に入ってたんだよね。


記憶をなくしてた時、それは大切にしてくれて、

あのとこの自分は情けないくらい臆病な感じで、

思い出すのも嫌なんだけど

そんなあたしを愛してくれてたって

ああ、悔しいけど、



嬉しい。