愛は魔法を超えるかも☆

コツン

あの日から半年


お役御免となった俺は、

久しぶりに店に帰ってきた。


「久しぶりだな。」


家や店の中をウロウロと

歩き回った。



小奇麗になった店内や、

キッチン

淡い色の小物

ピンクの歯ブラシ


彼女のために買い揃えた

俺のものでない物たちが

彼女が確かにそこにいたことを主張していた。


「純玲さん…」