愛は魔法を超えるかも☆

「馬鹿だにゃん。ちゃんと記憶を作って植え付けておけば

 あのまま自分のものになったにゃん。」

俺は今、オヤジのもとで修行というか、

こき使われている。


「ビアン純玲さんはどう?」


「何事もなかったように働いてるにゃん」


「そうか、良かった。」

純玲さんが俺と過ごした時間は

親父がいろいろ操作して裏工作、

彼女の周囲は何事もなかったように

すんなりと純麗さんを受け入れている。


俺はその、代償として、オヤジの仕事を手伝い、

こき使われつつ修行させられている。

今思えば、俺はただ単に

オヤジの手のひらで踊らされたんだと思う。