あのやけくそで言った言葉、あれがふたりの関係?


「恋人ってことか?」


「そうにゃ、ここで目を覚まされて、

 説明するの面倒だから、

 ぼっちゃんの部屋にラインつなぐから

 後は一人でうまくやるにゃ。」


ビアンが言ったのと同時にブンと空気がうなったかと思うと、

俺の部屋に戻っていた。


純玲さんは相変わらず昏睡状態で床に転がり。


俺はぼんやり立ち尽くした。


新しくつくる未来。


俺と、純玲さんとの新しい未来。