古ぼけた、表紙の本。
水越大地は、
DIARYと呼んでいた。
その本にオーダーを記入して
手を乗せる、あたしの手の上に彼は手を重ね。
大きな声で叫ぶ。
「時の流れを止め、このモノをいざなえ、
一ヶ月前のこの日、この時間
同等の魂をもって、対価とせよ。」
あたしの身体を
白い雲のようなものが包んでいく。
水越大地は、
DIARYと呼んでいた。
その本にオーダーを記入して
手を乗せる、あたしの手の上に彼は手を重ね。
大きな声で叫ぶ。
「時の流れを止め、このモノをいざなえ、
一ヶ月前のこの日、この時間
同等の魂をもって、対価とせよ。」
あたしの身体を
白い雲のようなものが包んでいく。



