愛は魔法を超えるかも☆

古ぼけた、表紙の本。

水越大地は、

DIARYと呼んでいた。

その本にオーダーを記入して

手を乗せる、あたしの手の上に彼は手を重ね。

大きな声で叫ぶ。



「時の流れを止め、このモノをいざなえ、

 一ヶ月前のこの日、この時間

 同等の魂をもって、対価とせよ。」



あたしの身体を

白い雲のようなものが包んでいく。