隆「かっ・・・カナデ・・・？」


か細い声で呼ばれた奏は、声の方を振り向くと、隆太の他にも駆け付けたクラスメイト達が、皆一様に困った顔をして、見つめていた。


ショ「とっ、とりあえず、一旦教室行かないか？」


担任のショーヘーも、顔をひきつらせながら、奏を諭した。


ふぅと、深い溜め息を付くと、奏は教室に向かい歩き出し、担任とクラスメイト達もそれに続いた。