「すごいやる気ね・・・」
気を集中させていたら、後ろから声をかけられた。
「じゃましないで!彩花!」
後ろを振り向かずに叫ぶ。
痛っ!
チョップされた・・・
「やーめーてー!私の高校リア充プランのためにも、この席替えは絶対成功させるんだから!」

彩花は彼氏が唯一いない私の仲間だから、私がリア充になって欲しくないんだろう!
・・・嘘じゃなかったら良かったのに・・・

「はいはい、いいから早くくじ引いてよね。」
いつのまにか私の番だった。

綾香に急かされ、私はくじを引いた。