「何?今日はオムライス?」 「・・・・・・うん」 「うまそーじゃん」 そんな彼の言葉に、背中を向けてから 少しだけ口元があがってしまう 「いただきまーす」 同じテーブルで同じご飯を食べる事を 申し訳なく思う 栗色にところどころ金髪の混ざる髪 茶色の深い瞳にくっきりした二重 筋の通った鼻、綺麗な肌 薄いけれど惹きつけられるような唇 さっきまで、その唇が、その手が、 女の人に触れていたんだ そう考えると少しもやもやする気持ちはなんだろう