『・・・・・・ッ!・・・・葵ッ///』




『あんま声出すなって聞こえるぞ』






・・・・・・・・また今日もか

隣の部屋からはまた昨日とは違う女の甘い声

聞きたくもないのに聞こえてくる






「・・・・・・・・・・火を止めて・・・・っと」






あたしはフライパンをひっくり返して皿に盛り付ける

一人暮らしにしては多い量

明らかに2人分の料理がテーブルに並べられる







『・・・・・・・・』






隣から何の音も聞こえなくなる

・・・・・・そろそろ来る頃だ






・・・・・・ガチャ「・・・・・・お邪魔しまーす」






・・・・・・・・・・・来た