「…さい…」
「は?」
「帰ってください!!」
「…ふふ、いいわよ。でも、祐磨と私の邪魔はしないでね?」
そう言うとコーヒーを白いカーペットの上にかけてマグカップを乱暴に置いて部屋を出て行った。
「あー…」
買い換えたばかりなのにな。
コーヒーのシミって中々取れないし…。
タオル持って来なきゃ…。
そう思って立ち上がり、楓さんが置いて行ったマグカップを持ってキッチンに向かった。
「あれ…タオルないし…」
いつもキッチン用タオルを入れてある棚を覗くと空っぽ。
仕方なく、ベランダに干してあるタオルを取りに行く。

