王様男子



「紫音っ…!」




 口元を押さえて泣きそうな表情になった野原。





 え、紫音…野原とどういう関係なわけ?






 俺何も聞いてねぇよ。







 神奈も知らないみたいで首をかしげてる。






「…祐磨、とりあえず神奈ちゃんを保健室に連れて行ってあげな」




 そう紫音に言われて飛びかけていた意識を戻して頷く。





 もう一度野原を見ると泣きだしていて、よくわからない状況で。






 野原は紫音に腕を掴まれて教室から出て行った。