王様男子


「俺との仲、誤解されてねぇ?」

「…されていいの、もう…祐磨君には違う人がいるから…」




 私がそう言うと息を呑む音が聞こえてきそうな表情をする爽。







「…神奈はまだ好きなんだろ?」

「なんで…」

「顔に書いてあるし、昨日…祐磨君、祐磨君って寝言言ってた」





 名前覚えてたんだ…。





 爽まで一緒に悲しそうな顔をしてくれる。





「神奈をフるとはいい度胸してんな」

「へ?」

「俺が占めてきて…「占めなくていい!」」




 私が首をブンブンっと降ると「うそうそ、冗談だよ」と笑う。





「もー…止めてよ」

「帰ろうか」





 再び祐磨君のいたほうを見ると既にいなくて、少し安心感と残念感。