王様男子


「神奈…飲めねぇよな」





 やっぱり他にいるのだろうか。





 野原もあんまり好きじゃねぇって言ってた気がする。






「あ…そういえば…」





 さっき…コーヒーこぼれてた…。






 まだ乾いてなかったし…ここでコーヒー飲んだ奴が着た時間が近いことを示してる。







 俺はノックをせずに、神奈たちのところに入ってさっきのシミを確かめようとした。








「え、楓さん…何してんの?」

「あ…祐磨……」





 既に服を着てた神奈の上に乗って頬に手をかざしてる。






 ほんのり顔が赤くなって、手形が残ってる。






「…神奈、叩いた?」

「ちがっ…」

「じゃあ何、その手」