王様男子


 クローゼットとか勝手に開けるのもあれだし、俺の部屋から持ってきた小さめのTシャツにスウェットを渡した。





「これに着替えさせてやって」

「…これ、祐磨の?」

「そうだけど?」

「……わ、かった」





 少し楓さんの態度が気になったけど、部屋を出て廊下に座り込む。






 …あいつ、なんであんなとこに倒れてたんだよ…。






 俺…のせいじゃねぇよな?






 だって神奈には他に男がいるだろ…?





 キッチンに入って俺が使ってたマグカップを手に取る。





「…あれ、コーヒー…?」




 見慣れない粉末のコーヒーにコーヒー豆。






 俺が飲んでた奴じゃねぇよな。





 少し使ってある…。