王様男子



「雨…降ってきたし…」

「…あ、洗濯物!! 祐磨が返ってくる前に干したの!!」

「え!?」




 ベランダを見ると綺麗に一枚一枚干された俺の服。





「うわぁぁ!! この前干さなくていいって言ったじゃん!」

「だって溜まってるんだもん~」

「家事ろくに出来ないくせにやんなくていいから!!」






 雨に打たれてる俺の服を急いでかき集める。





「あぁぁ!! 俺のジーンズ!! これ、手洗いしてねぇだろ!!」

「え、ごめん~」

「シャツが青色に染まってる…」

「ごめん~」


 雨に当たっている服より、服が変形してたり染められてたりとそっちのがあり得ねぇ。






 中に避難させた服をハンガーにかけて行く楓さん。







「ん?」




 神奈、まだ帰って着てねぇのかな?






 干されたままで雨に濡れてる服がベランダから覗くと見えた。