地味なあの子は鬼狩り少女3 〜深紅の瞳〜





「発現した私の『霊力』はとても強力だったわ。その地域一帯の『鬼』を全て、一瞬で全滅させる程に」



月代さんは、なおも言葉を続ける。



「その強烈すぎる『霊力』は、私の手には余り過ぎた。扱い方も知らなかったしね。

それで困っていた時――陽ちゃんが、私のところへ来てくれたの」


「……『鬼』を大量に吸収した事で汚れきっていた私の魂は、発現した月ちゃんの『霊力』でもすぐには浄化できなかった。

けど逆に、そのお陰で私は『霊力』の中心部――月ちゃんの元まで行く事ができたわ」



月代さんの言葉を引き継いだ陽子さんの表情は、とても穏やかなものだった。



「そして、再会した私達は考えたの――どうすれば月ちゃんの力の暴走を止められるか。

答えは案外簡単に出たわ」